京都一周トレイルに行ってきた。それも祇園祭のさなかの7月中旬。うだるような暑さ、雨上がりの蒸し暑さの中で何とか完走した。
総距離約83キロ。これを2日に分け走った。どちらのスタート地点も電車でアクセスしやすく、後半に向けて下り基調になれば少しは楽かな、という考えで、2日とも二ノ瀬駅をスタートとし、1日目は上桂駅を、2日目は伏見桃山駅を目指すというコースとした。
二ノ瀬駅から上桂(約33km)
1日目は、宮崎から朝1番の便で空路伊丹へ。高速バスに乗り込み京都駅到着。電車で移動し、京都御苑西側にある宿(k-style goshonishi)に荷物をドロップ。ランニングスタイルに変身。そこからは徒歩で御所を横断し、出町柳駅へ。叡山電鉄に乗り込み、ようやく二ノ瀬駅に到着。時刻はすでに11時30分。駅の階段を降り、北へ50メートルほど行くと、鞍馬川にかかる橋「銀杏橋」。ここからが今回の京都1周トレイル前半のスタート。
高低図でも分かる通り、前半登り、後半下り基調。楽には走れるはず!だったのだが、そこは夏の京都。うだるような暑さ。山頂付近は少々涼しかったものの、下るとすぐに感じる湿度と暑さ。水がいくらあったも足りない。沢の水をかなりいただきました(後日、お腹を壊したのは言うまでもありません。帰り、大阪のトレイルランのお店・RUN・WALK・STYLEにて、コンパクト浄水器SAWYER MINI SP128を購入)。そして、今回のランは4人で行ったのだが、しんがりを務めた私の足には、ヤマビルが集まってくるという、登り以外の苦行も。観光地の嵐山の賑わいも見れて楽しいラントリップ。
前半のステータス:距離33.54 km タイム7:04:51 平均ペース12:40 /km 総上昇量1,370 m 消費カロリー3,050(ガーミン記録)
二ノ瀬駅から伏見桃山のはずがJR稲荷(約50キロ)
2日目もスタートは二ノ瀬駅。今度は東へ向かい、滋賀県との県境を南へ下る。このコースには、比叡山やら、有名なお寺やら、風光明媚な景色や、インバウンドだらけの伏見稲荷大社やら、とにかく見どころ満載のコース。が、暑さに耐えかねて、沢に靴ごと入ったため、後半はマメに苦しめれた。
前回同様、前半に登り、後半に下り基調になっているが、このコースでは登りが距離、勾配ともにキツイっ! 伏見稲荷への舗装道のノボリのすごさには閉口。ここまでに45キロで足を酷使したので、この劇坂で仲間の一人が限界を迎えた。というか、案内板の数字が歩を進めると減っていくのだが、伏見稲荷について看板見るとまた、別のルートで、数字が上がっている! これには、さすがに走る気をなくし、伏見桃山まで行く予定をJR稲荷駅までに変更。後半はこれにて達成とした。あと10キロほどかな、これは機会を改めて走る。必ずや。
後半のステータス:距離49.69 km タイム12:12:44 平均ペース14:45 /km 総上昇量2,308 m カロリー4,237(ガーミン記録)
トレイル自体は、同じ日本、九州とそんなに違いは無い。が、このトレイルは、すごく「手入れ」が行き届いている。倒木は皆無だし、落ち葉だってそんなに積もっていない。雨水の流れも枝や石をうまく使ってコントロールし、トレイルが削られ穴があくことを防いでいる。本当に走っていて快適。さらに、コース分岐には、必ず簡易地図を記した案内板が立っている。かなりの方向音痴でもなければ、まず迷うことはないであろう。そして、コースは、アップダウンの連続、市街地に出たり、素晴らしい眺望や観光客の団体と出会ったりと、飽きることのないものであった。
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