台風進路予報(気象庁・Windy)を比べてみた。

SFC修行

週末にマイル修行が待っている。そんな中、ラジオから台風発生のニュースが流れてきた・・・。さぁ週末の運行はどうなるのか、と天気予報を確認することに。今回は、私がよく利用しているWindyといサイトで、その予報精度を気象庁の予報と比べてみた。

今回は2021年9月7日に発生した台風14号の予想進路の比較を行った。上左から気象庁、Windy(ECMWF)、下段左からWindy(GFS)、実際の気象衛星ひまわりの4種類です。

9月8日時点での13日の予想

気象庁9月8日台風進路予想windyでの9月8日予想(ECMWF)Windy9月8日の予想(GFS)気象衛星ひまわりの画像(9月13日午前9時)

8日の午前10時時点での、13日午前9時の予想では、台風14号の位置(赤い部分)は、気象庁予想では台湾の北に位置し、Windyでは、台湾の西側に位置していることが分かる。このように5日先の予想では、気象庁の予想ははかなり大きな円で示す範囲となり、どの位置に台風の中心が来るのか判断が難しいが、Windyでは、グラフィカルに、その位置を示してくれる。これは随分分かりやすい。実際のひまわりの画像では、気象庁の台風の中心の位置がニアピン賞。

ECMWF、GFSとは?

Windyには、ECMWFとGFS、それにICONという3つの天気予報モデルがある。それぞれについて簡単に説明する。

ECMWF:ヨーロッパ中期天気予報センターのことで、1975年に設立され、英国のレディングに本社を置き、イタリアのボローニャとドイツのボンにも拠点を置いている。今まで経験では、ここの予報精度が一番。Windyでは8日間分の予報が見れる。

GFS:アメリカ海洋大気庁(NOAA)が使用してる天気予報モデル。最大16日先の予報が可能(Windyでは8日間分を表示)

9月9日時点での14日の予想

気象庁9月9日台風進路予想windyでの9月9日予想(ECMWF)windyでの9月9日予想(GFS)気象衛星ひまわりの画像(9月14日午前3時)

9日午前9時の時点の、14日の午前3時の予想では、気象庁の予想とECMWFの予想はほぼ同じ。GFSは沖縄よりの予想となっている。実際の台風の位置も、気象庁とECMWFがあっている。

9月10日時点での15日予想

気象庁9月10日台風進路予想windyでの9月10日予想(ECMWF)windyでの9月10日予想(GFS)気象衛星ひまわりの画像(9月15日午前3時)

10日午前9時の時点の、15日の午前3時の予想でも気象庁の予想とECMWFの予想はほぼ同じ。GFSは中国大陸よりの予想となっている。実際の台風の位置も、気象庁とECMWFがあっている。

9月14日時点での18日予想

気象庁9月14日台風進路予想windyでの9月14日予想(ECMWF)windyでの9月14日予想(GFS)気象衛星ひまわりの画像(9月18日午前9時)

14日時点での18日の午前9時の予想は、能登半島の東側を示しているのに対し、Windyでは、実際のひまわりの画像のように、しっかり関東の南側を示している。ここでは、Windyの方が正確な進路を示した。

今回の台風14号では、少々のずれはあるものの気象庁とWindyのECMWFでの予想がその進路とほぼ一致していた。飛行機に乗る予定がある場合には、ある程度参考になると思う。未来を予測して、安全なマイル修行を。

ちなみにWindyは今回紹介した台風の進路以外にも、風の状態、気温、大気質、雲の様子などありとあらゆる情報をビジュアルに表示してくれて非常にわかりやすいサイト。ずっと見ていても飽きませんよ~ 下に今現在の様子をWindyにて示しておく。

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